マイ・ブルーベリー・ナイツ
マイ・ブルーベリー・ナイツを観ました。
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」が
Amazonのプライムビデオの見放題が終了するということであわてて観ました。
危ないところでした。とてもよかったので見逃さずにすんでよかったです。
でも、この映画ストーリーがすごいとか感動とかそういう良さではなくて、
もしかしたら、世代的にというか、僕がこの監督の映画が好きだから
というのが大きいのかもしれません。
想いに耽りながら観る
昔、若かりし頃、ひとり映画館に足しげく通ってる時期がありまして
ウォン・カーウァイ監督の映画が好きで「恋する惑星」とか「天使の涙」とか
「楽園の瑕」とか観に行っては、帰り路ひとり
劇中のような心のモノローグを響かせて街を歩く
てなことしていました。
この監督の映画は主人公がモノローグで語ることが多くて
またそのセリフがカッコイイというかくさいというか
とても印象的で観終わるとしばらくその口調に支配されるんですよね。
映像もどの部分を切り取っても絵になるような美しさで
早回しとかよくわからんけど、いろんな手法をいろいろ取り入れている感じで
刺激的です。
初めて観たときからウォン・カーウァイ監督の映画の虜になりました。
といいつつも「ブエノスアイレス」以降全く観てなくて
というか映画もあまり観に行かなくなって、
観に行ってもシネコンとかでやる映画くらいになりました。
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」も公開当時、観に行かないとなーと思いつつも
観ないまま現在に至る感じでした。
で、今回観てとてもよかったです。
映像もセリフもストーリーもウォン・カーウァイまる出しって感じで、
「恋する惑星」「天使の涙」の感じで
心が半分、足しげく映画館に通っていたころに引き戻されながら観ていました。
ノラ・ジョーンズも魅力的でした。
ただ、あの映像の中にいるのがアジア人じゃないのに、なんとなく違和感がありました。
あのくさくてカッコイイ言い回しとかも、欧米よりもアジアに向いてるのかな。
ともかく、映像や音楽もカッコよくおしゃれで、
ウォン・カーウァイの世界に酔いしれたひとときでした。
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